人生で初めて、キンメダイの煮つけに挑戦した。スーパーの魚コーナーに陳列されたキンメダイを見た瞬間に煮つけが食べたいとそう思わせられた。下処理されていなかったため、鱗を取り、内臓を出し、えらを除く。すべてを自分の手で行う。
想像以上に飛び散る鱗
まず取り掛かったのは鱗取りだ。キンメダイの鱗は小さく、スプーンで比較的取りやすかった。しかし問題はそこからだった。小さな鱗があちこちに飛び散る。キッチンの壁、服、気づけば床にまで。小さな薄赤色のかけらたちが、あらゆる場所に散らばっていた。
鱗取りを終えて安堵したのもつかの間、次の難関が待っていた。内臓とえらの処理だ。これが想像以上に難しい。どこまで取り除けばいいのか、どう手を入れれば切れにとれるのか。初めての作業に戸惑いながら、大胆に手を動かした。
そして長い煮込み
ようやく下処理が終わったと思ったら、今度は数十分の煮込み作業が待っていた。火加減を見ながら、煮汁をかけながら、じっくりと時間をかける。キンメダイの煮つけを作るだけで、結局1時間近くが過ぎていた。
おいしかったけれど
完成した煮つけは、思った以上においしかった。しかし、正直な気持ちを言えば、できればお店で食べたい。プロの料理人が手際よく仕上げた、あの完璧な煮つけを。
料理の大変さを改めて身をもって知った一日だった。そして同時に、毎日作っている料理は本当に簡単なものばかりだなというめんどくさがりな性格の一面と、毎日料理を作る人々への敬意を、改めて実感することになった。


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